第42回 FINE東京研修会を実施いたしました。
FINE東京研修会が10月23日、東京都港区高輪のTKP品川カンファレンスセンターANNEXにて行いました。
今回の研修会では、㈱オークネット様、㈱クラシック様、(有)ビーツー様、浙江海豊生物科技有限公司様も4社に講演して頂きました。
講演のテーマは「2024年、年末向け花流通の展望について」㈱オークネット 武部幹生様。「中国の商品と情勢について」㈲ビー・ツー 徳山宰二様。「2024年、年末の菊類の状況と今後の日本への展望について」浙江海豊生物科技有限公司 張賓賓様。「国産カーネーションは7年後(2031)、国産菊は15年後(2039)に半減する。その時、あなたは?」㈱クラシック 西尾義彦様。
武部様は、松と千両の主産地の現状を報告。また張様からは中国の自社農場について、浙江省、雲南省、海南島の計174㌶で、キク類、カーネーション、ユリなど7000万本以上を栽培、葬儀事業も展開していることが紹介されました。
西尾様は、2013-22年の10年間の推移から見える切り花マーケットの近未来を解説して頂きました。国産カーネーションは7年後に、同バラは8年後に、同キクは15年後に、国産切り花は15年後に50%消滅する可能性があるとし、気候変動が減少をさらに加速化させると指摘。
この10年で国産切り花本数は23%、輸入切り花本数は8%減少し、本数減と円安とで、国産・輸入とも単価は30%近く上昇。一方で切り花市場希望は3000億円でほぼ変わっていないとの事。「国産は減り続ける。輸入が補完できるか?」「切り花単価はさらに上昇傾向」とし、国産減少のスローダウン対策や、輸入増対策が必要と訴えた。ケニアやエチオピア、コロンビア、エクアドルの大規模花き農園の紹介もありました。
講演終了後は会場を移して懇親会となり、各社活発に情報交換をしていただきました。